芸術作品はそこにはなかった。 [にゅーす]
人それぞれの価値観があります。
そこに描かれているものが、芸術作品だったなんて…
それほどリアルな “ 汚れ ” 模様だったのでしょう。
少なくとも 清掃員は そこに存在するものを “ 汚れ ” と判断して拭き取ってしまった。
> 同広報によると、清掃員には展示作品からは20センチ以上、近づかないよう指示していたという。だが、模様を拭き取った清掃員が派遣元の清掃会社から、こうした指示を受けていたかどうかは不明だ。(c)AFP
清掃員は、芸術作品に近づいたつもりはなかったのかもしれない。
> 1997年に早世したキッペンベルガーの同作品は、細長い木の板を組み合わせた塔の下にゴムの容器が置かれたもの。容器には乾いた雨を象徴する薄茶色の模様が書かれていた。
いつものように、もくもくと毎日清掃の仕事をしている彼らは、
そこに “ 汚れ ” を発見したのだ。
模様を拭き取ったのも、
容器をピカピカに磨き上げてしまったのも、
そこに “ 汚れ ” があって、
ピカピカにしておくことが 当たり前のことだったのだ。
芸術作品など なかった。
… きっと。
>作品は同館が個人収集家から有償で借り受けていたものだった。
美術館ならではのリアリティーあふれるサービスの一つとして、
展示作品は、 そこに置かれていたのかもしれません。
借り受けていたものであるのに…
そうした貴重な展示作品であれば、
なおさら、
清掃員が触れてしまうような、
ほったらかしの状態にしておくのが不自然って気がします。
言っておいたら 誰も触れないでしょうか?
もし、清掃員が ルパン三世だったら ・・・ ?
貴重な作品は…どうなっていたでしょうか?
有償で借り受けていた作品は、こういう扱いをしているということ?
…なんだか そんなふうに思えてしまうのは、
どこか 心身のネジが外れてしまっているのでしょうか?
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