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27歳以上の独身女性「剰女」はどこへ行く、中国 [にゅーす]



一人っ子政策は、中華人民共和国で改革開放政策が始動した1979年に始まった人口規制政策のことである。

この政策は、

・漢族に次いで人口が多いチワン族以外の少数民族に対しては免除
・中国人(厳密には漢民族)同士の夫婦のみに適用
・中国国内の漢民族同士の夫婦でも、香港やマカオは適用対象外地域(一国二制度)

…などといった例外規定もあり、

漢民族の伝統に従うと、男子が親の面倒を見ることになる上、特に農村部においては肉体労働を積極的に手伝ってくれる男児の出産を希望する農民が多いため、妊娠時に性別検査を行い、胎児が女子の場合は中絶手術を行うケースが多発している。

…ようである。

北京(CNN) 一人っ子政策を推進する中国で、第2子を妊娠した女性を強制的に中絶させた

2012.06.15 Fri posted at: 15:35 JST http://www.cnn.co.jp/

…などという CNNのニュースもあって、おそらく、ニュースで伝えられない現実の方が本当はもっとたくさんあるんやないかなとも思う。

この政策の結果、当然、男女比率がアンバランスになるわけで、今後のことを考えると、結婚適齢期があるものだとしても、現実的には結婚難を予想させ、さらに、密かに産んだ子供が戸籍外で生まれるといった弊害から、学校教育や医療などの行政サービスを受けることができず、犯罪率が高まる可能性もあるようである。

一人っ子は、何かと可愛がられるのは世界共通でしょうか?
過保護に育てられることによって、弱々しい子供が多く、Wikipediaにも次のように記載がある。

一人っ子政策のため、精神的・肉体的に脆弱な兵士が目立つ。甘やかされて育った若者が兵士として徴兵されている。おかげで過酷な訓練では、倒れる兵士が続出している。

この一人っ子政策の欠陥の認識により、2002年には、一人っ子政策が緩和された地域もある。現在では、条件付きで中国全土で第2子が認められることになった ようである。

とはいえ、
もともと女性の労働化率が高い中国でも、ずいぶんと時代の変遷というか、意識的な変革というものがあるようで、所得の上昇に伴う都市部でのマンション暮らし、生活水準の上昇から、一人一人の生き方を楽しむといったような女性が増えることによって、結婚して子供を育てようという女性が少なくなった とも言われていますね。

日本のよく聞く言葉で、「アラサー」というのがあります。

ご存知のように、和製英語「around 30」(アラウンド・サーティー)の略。
27歳以上33歳以下(30歳前後)の人のこと を言うそうですが、

今日のタイトル、

“27歳以上の独身女性「剰女」はどこへ行く、中国”

と同じような共通点があるのではないかと勝手に思ったりしています。


「アラサー」以外に次のような言い方もあるんですね。

アラハタ・アラトゥエ
17歳以上23歳以下。around ハタチ・around 20
アラフォー
37歳以上43歳以下。around 40
アラフィフ
47歳以上53歳以下。around 50
アラカン
57歳以上63歳以下。around 還暦
アラセブ・アラコキ
67歳以上73歳以下のいわゆる前期高齢者世代。around 70・around 古希
アラエイ
77歳以上83歳以下の中期高齢者。around 80
アラナイ
87歳以上93歳以下の後期高齢者。around 90


> 中国の厳格な1人っ子政策も女性たちにかかるプレッシャーのひとつだ。親たちは1人しかいない子どもに結婚してもらい、孫を残してもらうことを強く望む。独身クラブ「喜びの庭」の入り口にある宣伝文句も、こう語りかけている。

「あなたは独身?お父さん、お母さんの気持ちを考えて。これ以上、心配をかけないでね」



参考:中国人口問題の時限爆弾、「一人っ子政策」 2011年10月31日 08:23 発信地:北京/中国 AFP BB News

参考: 一人っ子政策 Wikipedia 一人っ子政策




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