スリランカ国立公園の岩上に立つヒョウ [にゅーす]
比較的近くにある、とはいっても、なかなか行くことができなかったりしている動物園で、「生命の共生・自然との調和」をメインテーマに掲げてる よこはま動物園ズーラシア という動物園があります。
ここには、希少種であり準絶滅危惧に指定されている オカピ がいます。
学名 Okapia johnstoni
英名 Okapi
目 鯨偶蹄目
科 キリン科
この オカピ、パンダ(ジャイアントパンダ)、コビトカバとならんで世界三大珍獣と呼ばれているんです。
世界三大珍獣…なぜそう呼ばれるのかは知りません(-_-;)
オカピは、1901年に発見、パンダ(ジャイアントパンダ)は、1867年に発見、コビトカバは、1841年に発見…ということで、かつてはその存在も知られていなかった、ということもあるのかもしれません。
オカピに関していえば、
“ 当初はシマウマの仲間だと考えられていたが、後にキリンの仲間であることが分かった。
脚の縞模様が美しく、森の貴婦人などと呼ばれる。20世紀に入ってから初めてその存在が確認された珍しい動物である。 ”
馬のような体型、縞模様のある脚 から、シマウマの仲間とも思われていたようなところがあります。
(※ ↑ Wikipedia オカピ 画像より)
世界にある動物園で、42頭が飼育されているそうです。
そのうち、日本では、次の3動物園で飼育。
・上野動物園(東京都台東区)
・よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)…3世代繁殖に成功。
・横浜市立金沢動物園(神奈川県横浜市)
オカピはもともと、2000万年前に森林に住んでいた とされていて、生活環境をあまり変化なく生きてきたのが オカピ であって、サバンナ・草原に環境を求めたのが キリン とされています。
生きた化石とも呼ばれていて、1000万年前とほぼ変わらない姿形を維持しているようです。
オカピは、中央アフリカのコンゴ民主共和国、ガボンなどの密林の辺縁部という限られた地域に生息しているため、人に発見される機会が少なかったせいもあるのでしょう。サバンナに進出した キリン のように、首を長くする必要性がなかったのです。 生態を変える必要がない環境にあったのですね。 保護区で保護されているとはいえ、非常に警戒心の強い(キリンにも警戒心の強いところがあります。)動物です。生息数が少ないわけではないが環境破壊の影響を受けやすいとして準絶滅危惧(IUCN)に指定 されているようです。
この オカピ 生態は未だ研究途上にあるようですが、
・オカピのメスは巣を作って生活する
・オカピのオスは巣を作らずに生活する
ということがわかってきたそうです。
そのため、オスはメスよりも捕食者(ヒョウ等)の餌食になりやすいとのこと。
やっと、オカピとヒョウとの接点が出てきました(汗)
オカピ…昔からその姿や生態を変えずに生きてきた、生きた化石でもあるのです。
そんな、世にも珍しいオカピについて、ご存知の方も多いでしょう。
動物園で運良くその姿を目にした方も多いかと思われます。
オカピは、大変警戒心が強い動物なので、なかなかタイミングよく…というわけにはいかないこともあります。
自然との調和… 自然そのものの中では、本当にその姿を捉えることが難しい面もあるのですが、あえてそういう環境を作り出しているのが、ズーラシア動物園なんですね。
人にはなかなか見るということができなくても、動物たちには優しい自然環境。
このニュースにある スリランカ国立公園は、おそらく、もっと広大な自然環境に包まれた感じがします。
こうして写真に写る ヒョウの姿…とっても素晴らしい瞬間が収められていますね。
ヒョウとオカピのちょっとしたお話でした。
参考:Wikipedia、よこはま動物園ズーラシア、生きている化石 など
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