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北京市内の大気汚染が危険水準域に… [にゅーす]



“空の色”というと…ついつい気になってしまう“空の色”ブログ管理人ですw。

昨日降り出した雨が、いつしか雪に変わっていたのにちょっと驚いています。

雨の音がしなくなった…と思っていたら、しんしんと雪が静かに降り落ちてきていたようです。

こんな日は…昔はよく寝坊してしまっていたような気がします(笑)

大荒れの天気になると言ってたようですが、多くの方は、今日予定していたことや、成人式…なんていう方もいらっしゃるかもしれませんが、天候の影響で少々予定通りに進まない…なんてそんな日かもしれません。

お出かけの方は、くれぐれも注意してください。


かつては(1970年頃?)日本も…工場などのばい煙やら自動車等の排気ガスなどを含め、大気汚染については多くの問題点を抱えていたことは記憶されている方も多いと思います。

横浜市 環境創造局のホームページに、次のように書かれています。

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>  1960年代までの代表的な大気汚染物質は、工場などで使われる燃料(重油や石炭など)に含まれている硫黄が燃えてできる二酸化硫黄(SO2)でしたが、1970年代に入り一躍注目された大気汚染物質が、ロサンゼルス市で問題となっていた光化学スモッグを引き起こす光化学オキシダント(OX)でした。
 光化学スモッグが日本で注目されるようになったきっかけは、1970年(昭和45年)7月18日に、東京都杉並区で多数の女子高校生がグランドで運動中に原因不明の健康被害を受けた事件があり、東京都公害研究所の調査によって光化学スモッグが原因であると判明したことでした。
 この事件を契機に、各自治体は健康被害を防止するため、テレメータシステムを用いた光化学スモッグの監視体制を整備しました。

<<<省略>>>

2 光化学スモッグの特徴
 光化学スモッグには、他の大気汚染現象とは異なる次のような特徴があります。

 光化学スモッグは、大気中に排出された窒素酸化物と炭化水素が、太陽の強い紫外線を浴びて高濃度の光化学オキシダントに変質した結果発生するもので、風が弱く紫外線の強い夏の日中に発生することが特徴です。したがって、紫外線の弱い冬あるいは太陽の出ていない夜間には発生しません。
 一方、二酸化窒素(NO2)など他の大気汚染物質は、大気が「安定」(汚染物質が大気中に拡散しにくい気象条件)状態となりやすい11月~1月の冬に濃度が高くなります。

 風とともに汚染物質を含んだ空気が移動するので、特に大きな発生源がなく、二酸化窒素など他の汚染物質の濃度が低い地域でも光化学オキシダントが高濃度となることがあります。

→光化学スモッグについて(※下記、横浜市 環境創造局 よりお伝えします …をご覧ください。)
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神奈川の場合、現在でこそ、工場や事業場あるいは自動車などから大気中に排出される大気汚染物質は、施設の整備や環境適合基準に沿って改善されるようになり、光化学スモッグ注意報等が発令されることはなくなっている状態でもあり、長い間続けてきた成果なのだろうとも思います。

冬の夜… 天気が良いと星空が見えると何だか嬉しくなったりしますが、中国の場合、北京だけでなく中国の各都市に渡っての車の排ガスや建設現場などから出る有害物質を含んだ濃霧とされていて、星空は当然、見えないってことになってしまうばかりでなく、航空便が遅れたり、高速道路が一時封鎖されたり、一般の道路でも渋滞したりしている、状況のようです(-_-;)

北京市当局も住民に外出を控えるよう勧告している…というのだから、事態は深刻のようです。

北京市内の大気調査と同じ北京市内にある米国大使館のウェブサイトの観測値が異なっている、との調査結果もあって、これは…観測地の違いというより、観測精度の違いでしょうか? 気になるところです。

毎年…黄砂というのが、中国からやってくる…ということを思い出したりするわけですが、地球の動きからすると、どうしたって、中国の乾燥地帯や黄土帯などで、偏西風によって吹き上げられた黄砂が日本にやってくるわけです。

中国の大気汚染…とだけ考えることはできないことにもなるような気もします。

中国へ出張されたり旅行に出かけるような方はくれぐれも注意して欲しいと思います。


>北京市内の大気汚染が危険水準、市と米大使館の測定値に大きな差

2013年01月13日 12:56 発信地:北京/中国

【1月13日 AFP】北京(Beijing)市内は12日に厚いスモッグに覆われ、2日連続で大気汚染が危険な水準に悪化したため、住民は外出を控えるよう勧告された。同国国営メディアが伝えた。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、北京市の環境警報センターは高齢者や子供、呼吸器や心臓に疾患のある人々に対し、外出や激しい運動をやめるよう通達した。

 同センターによると、市内の大気調査で、肺まで到達する極めて小さな浮遊粒子の観測値が1立方メートル当たり456マイクログラムを記録した。「良好」な状態は100マイクログラム未満とされている。

 ただ北京市内にある米国大使館のウェブサイトには、800マイクログラム超の観測値が掲載された。米大使館はインターネットの短文投稿で、北京当局の測定限度が最大500マイクログラムである点を指摘し、独自の測定結果が測定値の限界を超えたと述べた。

 北京当局は昨年、外国大使館が独自の大気調査結果を公表することは違法との見解を表明している。ただ米当局は、海外在留市民に有益だとして、公表を止めない方針だと明言している。

 新華社通信は環境警報センターの発表として、深刻な大気汚染があと3日間続き、天候条件によって粒子の拡散が止まるとの予想を示している。 (c)AFP


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横浜市 環境創造局 よりお伝えします …

光化学スモッグについて
2012年10月26日更新
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コメント 10

しきみ

横浜市民ですが、確かに光化学スモック警報は最近発令されること少なくなってるなと思います。
それに比べて、北京の空・・・。
有害どころか、住みたくない空の色してますね(汗)
by しきみ (2013-01-14 10:41) 

aya

関西でも尼崎など 公害でマスクをして、洗濯物も
外に干せないって時代がありました。
中国も肺に重大な影響を与える数値が出ているそうで、
人事ではありません。 本当に日本まで影響がありそう(´^`)
by aya (2013-01-14 13:59) 

miyoko

大気はつながっているし・・他人事とも思えないです
よね。大気汚染こわいですね..
by miyoko (2013-01-14 19:06) 

ため息の午後

人間が生産過程で排出する有害物質、人間が
きっちりと責任を持たなければなりませんね。
二、三日前にみたテレビでも海の中でプラス
チックが有害な物質になり魚が捕食して死ん
でいると報告されていました。


by ため息の午後 (2013-01-14 20:32) 

AKO

京都から滋賀へ移動しましたが
滋賀の風は半端じゃなかったです
歩いていてもまっすぐ歩けないくらいでした
でも雪は無かったので雪掻きしなくてもよくて楽でした
さっきニュースで東京の雪を見てました
by AKO (2013-01-14 20:46) 

まあ

> しきみ さん

これは、もう既にご存知かもしれませんが、かなり深刻な空の色をしていますね。
あの広い中国での…だから、かえって、さまざまな汚染物質が…偏西風に乗って日本にもやってくることにもなるような…怖ろしいことが起きているのです。
by まあ (2013-01-19 13:12) 

まあ

> aya さん

本当にそれが現実になってきているという事態は、かなり深刻に受け止めなければいけませんね。
GDP世界第2位という…世界の工場は、汚染物質をも生み出しているのです。かなり怖い話です(-_-)
by まあ (2013-01-19 13:15) 

まあ

> miyoko さん

ホント、大気が繋がっていて…この日本の空にも影響を及ぼしかねない現状に、ショックは隠せませんね。
今始めても、○十年といった長い年月をかけてしまうらしいのですが、早急に対処して欲しいと思います。

by まあ (2013-01-19 13:18) 

まあ

> ため息の午後 さん

そうなんですよね。人が生きていくということで、自然を汚染してしまうということがあってはいけませんね。
自然を守らなければ、人に跳ね返ってくるのです。この悪循環を断ち切らねば…やがて人にも多大な影響を与えていくのかもしれません。
by まあ (2013-01-19 13:22) 

まあ

> AKO さん

どうやら、あのあたりには見えない壁みたいなものがあるのかもしれませんw。
雪…いつしかこっちの方でも大雪になってしまって…いまだに道のあちこちにその残骸が残っていて、意外と寒さも強いせいかあまり解けないままになっています。
京都もまだまだ寒そうですね。
by まあ (2013-01-19 13:26) 

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