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中国の再生可能エネルギー生産量を大幅増へ… [にゅーす]



環境汚染問題…特に大気も排水もこれまで何をしていたんだというくらいに、あまりにも酷い取り組みである。

だからというわけではないのだろうけれど、

中国政府は…2013年の再生可能エネルギーの生産量を大幅に増やすということらしい。

いや、だが、ちょっと待てよ。

こんなニュースもあるのです。

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Record Chinaニュース よりお伝えします …

環境保護に10年で62兆円投じるも効果なし、地方政府・企業の捏造や隠蔽が元凶―中国
配信日時:2013年3月9日 13時23分
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このニュースによれば、既に、中国政府は、過去10年で62兆円という金額を環境保護ということに取り組んできた…と伝えているのである。

それなら、環境が改善されていておかしくないはず、と誰であっても思うのではないだろうか?

結果が出ないのであれば、中国政府の言う環境保護っていったい何なのだろう?

まぁ、詳細はこのRecord Chinaニュースを確認してほしいのだが、

どうやら、

・地方政府が国内総生産(GDP)を上げることのみ心血注ぐ。
・多くの環境保護施設が休眠状態である。
・検査のときだけ環境保護施設が稼動する。

といった、つまり、環境保護に効果のない“しくみ”に10年で62兆円投じられたということなのである。

なぜこんなことが起きるのか?

次のニュースでは、その一因とも思える理由が伝えられています。

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Record Chinaニュース よりお伝えします …

地方政府高官の出世、GDP成長率が最大の判断基準!環境重視の高官は出世のチャンスなし―中国
配信日時:2013年3月2日 7時30分
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結局のところ、地方政府高官の出世というものが(中国共産党政府の求める)GDP成長率という経済成長のみに置かれるため、環境汚染を顧みないということに繋がるのである。

年に一度の全国人民代表大会…中国共産党政府が目標を掲げるのは当然のことだが、環境保護に効果のない“しくみ”を繰り返すだけでは何にもならないのである。

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MSN産経ニュース よりお伝えします …

【土・日曜日に書く】
論説委員・鳥海美朗 中国は自滅の道を進むのか
2013.3.9 03:09 (1/3ページ)[土・日曜日に書く]
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1968年、国連のアジア極東経済委員会が学術調査を目的として東シナ海の資源状況を調査、その海洋(尖閣諸島近辺海域の大陸棚に石油)資源があるらしい…との存在が確実となったため、それまでまるで興味を示さなかった中国・台湾が領有権を主張し始めることになります。

これまで日本は、日中国交正常化後、ODAなどの一つとして円借款事業を行い経済成長を助け続けてきた(1979~2008)こともあり、鄧小平氏の発した「改革開放」が、今日の中国の発展へと結び付くのは疑う余地もないのですが、一党独裁体制の下で成長至上主義になり、急速な経済成長と巨大な市場を背景にそのこと事態を忘れ去られることになります。

中国共産党政府に限ったことではないのかもしれませんが、

“都合の良いように解釈し、忘れ去る”

人の場合であれば、“自己中心的”とも呼ぶのでしょうか?

どうやら、中国の環境汚染に対する対策費は、同時に公表された国防費(11兆1千億円)の半分にも満たないようである。

もっとも、環境対策費用として注ぎ込むのが、現実的に環境保護に効果のない“しくみ”で、地方政府・企業の捏造や隠蔽などによって、もしかすると共産党政府を維持するために還元しているのかもしれない、なんてこともあるのでは?とも勘ぐってしまいそうです。

国際社会の中で、アメリカに次ぐGDPを生み出す中国ではあるが、真の成長を願うなら、軍拡よりも環境優先が求められるのである。

そもそも、中国が軍事費を充実させる背景とは何なのだろう?

日本は戦争を起こすことはない、というか、平和を願っている国なのである。

中国を取り巻く国境をめぐる諸国との武力衝突やそれこそ領有権を主張しそれを有利に導くための威嚇や衝突に向けた準備? あるいは、国内に存在する反中政府勢力の暴動などに対する鎮圧を目指したもの?

まぁ、どこの国でも、何かあったときに国として対処する準備をしておくというのがあるのかもしれないが、中国の突出した軍事費には、まるで戦争を起こそうとでもしているかのようなものさえ感じるのはなぜだろう?

北朝鮮のように何もわからない国の恐怖より、少しでもわかると思われる国であるから尚更なのである。

中国と韓国を含めたアジアといったGDPに、日本という国のGDPを含めると膨大な生産量に達するものではあるのだが、それぞれの軍事費という非建設的なものに費用をかける意図とは、いったい何なのだろう?

北朝鮮の動きというのもあるには違いないが、大陸棚の延伸を主張し尖閣諸島関連にそれほどまでに執着するというのは、中国国内の反政府勢力の目を外界に逸らそうとしてる表れなのではないか?

あえてそういう主張をすることで、軍備を増強させてるとしか思えないのである。

中国国内の反政府勢力を殲滅するために軍備増強している…なんて言えない事情もあるだろう。


政権を引き継ぐ習近平共産党指導部…はたして、従来からの環境保護に効果のない“しくみ”にメスを入れ変革できるのだろうか?

それとも、過去の負の遺産をそのまま受け継いで、“都合の良いように解釈し、忘れ去る” のだろうか?

中国を覆うPM2.5の濃霧を世界各国は今注目しているのである。

(※ Gross Domestic Product。国内総生産。
一年間に国内で生産された付加価値の合計をさす。Grossとは減価償却などの固定資本減耗を含めた値、という意味で国内純生産と区別される。 はてなキーワード>GDP より)


中国、2013年の再生可能エネルギー量を大幅増へ

2013年03月06日 13:30 発信地:北京/中国

【3月6日 AFP】中国政府は5日、2013年の再生可能エネルギーの国内生産量を大幅に増やすと発表した。

 中国国家発展改革委員会(National Development and Reform Commission、NDRC)が発表した報告書によると、2013年の再生可能エネルギー発電能力を、水力で2100万キロワット、風力で1800万キロワット、太陽で1000万キロワット増やす。この目標はいずれも、過去5年間の年間増加幅平均よりも高い。

 中国はその経済成長を石炭発電に大きく頼っており、2010年の発電量全体における非化石エネルギーの比率は9.6%にとどまる。だが、環境汚染問題への取り組みの一環として、政府は2020年までにこの割合を15%まで高めるとの目標を設定した。

 温家宝(Wen Jiabao)首相は先日開幕した第12期全国人民代表大会(全人代)で、全エネルギー消費量の制限や、炭素排出量の削減、汚染取り締まり関連の法律や規制の強化を掲げた。

 だがアナリストの中には、中国の環境汚染問題の根源を絶つには数十年を要するだろうと指摘する声も出ている。(c)AFP


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中國新聞ニュース よりお伝えします …

'13/3/9
関係改善へ努力要求 中国外相、尖閣領有権で対日圧力
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MSN産経ニュース よりお伝えします …

PM2・5 関東でも高濃度、本格的な“東日本襲来”懸念 黄砂で増幅も
2013.3.8 06:52 (1/2ページ)[天気・気象]
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Record Chinaニュース よりお伝えします …

資産800億円超の大富豪議員が83人、世界一大富豪が多い議会・全人代―英紙
配信日時:2013年3月9日 22時49分
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格差社会が広がる中国である。
汚職追放、腐敗撲滅を唱えている…というのだが…、まぁ、どこの国でも、似たり寄ったり?









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武田聖宣

中国首脳部(本当は一括りにできないとは思いますが)は、汚職、所得格差、環境破壊等に気づいているとは思います。
それぞれの改革を実行するには、既得権益を持っている人々がいるので、改革実行を有効ならしめるインセンティブが必要です。
インセンティブの例としては、複数政党制による選挙、権力闘争ではない汚職撲滅運動、環境保護法規の徹底にともなう経済合理性などです。
ただどれも実行されそうにありません。
そのため、近い将来中国で様々な混乱が発生することが予想されます。日本にできることは、予想される混乱について対応できるような体制を構築しておくことだと思います。
by 武田聖宣 (2013-03-10 09:39) 

asty

中国のずさんなやりかたは、いつもとは思うけれど
直接、影響を受ける身としては腹たちます!
by asty (2013-03-10 16:28) 

夏炉冬扇

今晩は。
ご来訪コメントありがとうございます。
朝日の中国特集読んでます。
by 夏炉冬扇 (2013-03-10 22:01) 

まあ

> 武田聖宣 さん

そうかもしれません。一党独裁体制は維持しなければこの巨大化した中国自体を押さえ込む手段がなくなることに直結するのですから、今起きているさまざまな問題での対応を誤れば、さらにあちこちに飛び火してしまうことにもなるかもしれません。汚職撲滅とはいっても、その上で成り立ってるようなところもあるのが中国だったりしますから、多くの矛盾も新政権の手腕でどう変えていけるかによるのかもしれません。
by まあ (2013-03-17 20:53) 

まあ

> asty さん

まぁ、あのずさんさは、日本人であるなら誰でも感じるものかもしれませんね。いくら金額をかけたと主張しても現実的にはそれがどこかに消えてしまっているのか、結果を見出すことができなければ何の意味もないのです。自分の身を守るといっても知らず知らず侵され蝕まれていく環境の中では、限度もありますからね(>.<)
by まあ (2013-03-17 21:05) 

まあ

> 夏炉冬扇 さん

さまざまなことが特集されていたりもしますね。いろいろなことがわかってくると…どうしてこんなに違うのだろうと驚かされたりしていますが、中国人から見た日本人と逆に日本人から見た中国人…不思議な見え方をそれぞれしているのかもしれません。
by まあ (2013-03-17 21:09) 

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