見ても何も感じなくなった強制収容所の生還者… [にゅーす]
人は、何らかの形で「 死 」というものを認知する。
幼い頃は、身近にいるペットであったり、
家の周囲に生息する小生物たちやどこか近くの公園とかで見つけた昆虫たち…
生きてるものと動かなくなってしまったもの…
どんな捉え方をするのかは、それぞれなのかもしれない。
にしても、言葉は知らなくても、「 死 」に直面する。
ポータブルのゲームマシンで子どもの頃から、相手と戦うことを知り、いつしか相手に勝つということを教えられてしまう。
相手に負けない ということは、
実は、生存競争に勝った ということであり、相手は「 死 」を迎えることになるのだった(-_-;)
考えてみると、
そんな恐ろしい ことに夢中になっている。
身近な人の「 死 」であったり、
身近な存在のペットの「 死 」、
あるいは、たとえゲームマシンとかであっても、勝者になることでの相手の「 死 」
など… 意外と「 死 」と接しているのかもしれない。
このニュースで語る北朝鮮の強制収容所では…
そこに収容されていた生還者が、収容所内での公開処刑の様子などを証言した。
という。
13歳で収容、銃殺見学…
それから、28年間にわたって…
>「食べ物はいつも不足していて、多くの人が餓死していた。あまりに多くの死体を見すぎて、すぐに、死体を見ても何も感じなくなった」
血を見るのが苦手な人が… 看護士さんになって
毎日のように血を見ていたら…、
血を見ても何も感じなくなった
とか、 どこかで聞いたような話もあるが、
毎日のように… そんな「 死 」というのを見せられてきた というのである。
学生の頃は、毎日… 学校に通うように…
毎日、寝起きして顔を洗うように…
毎日の繰り返しの中で、28年間の強制収容所生活…
「 死 」 というものをそんなふうに見せつけられるのが当たり前の生活では、「 死 」に対して慣れてしまうものなのか? 人は慣らされてしまうものなのか? どこか おかしい とは思いつつも、明日は我が身 と思わされて、いつしか、死体を見ても何も感じなくなってしまう…
そんな恐ろしい証言が語られる。
>北朝鮮の強制収容所、生還者が語る「犬以下の生活」
2011年11月25日 17:39 発信地:ジュネーブ/スイス
【11月25日 AFP】北朝鮮の強制収容所に28年間にわたって収容されていた女性が23日、スイスで開かれた国際会議で、収容所内での公開処刑の様子や飢餓状態などについて貴重な証言を行った。
■13歳で収容、銃殺見学させられる
金恵淑(キム・ヘスク、Kim Hye Sook)さんは13歳のとき、両親が収容されていた「第18号管理所」と呼ばれる政治犯収容所に送られた。そこでは、収容された人びとが「犬よりもひどい扱い」を受け、強制労働を科され、看守たちに虐待されていたという。