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世界初100%純粋な再生可能ジェット燃料飛行… [にゅーす]



初めての試みというのは、とても勇気のいるものです。

例えば、

今ではスーパーの食品売り場などに食材として販売されているものでも、

誰かが最初に食べたわけです。

ニンジンだって… あの赤い(オレンジ?)色したもの… 

ピーマンとかだって… あの緑色したもの…

イカ… も釣り上げて… あのよくわからない軟体動物… 

イカ墨だって吐くのに… 

もっとも、長い年月をかけて食べられるようになったものでもあるのかもしれません。

まぁ、

今では食べられるものでも、

食べず嫌いとかいって食べない方もいるかもしれませんが、

最初… に食べた人は凄いなぁって思うのです。


これまで、

バイオ燃料を使用しテスト・フライトをした航空会社は多々ありますが、

こうした飛行においても… 初めてというのは、

もちろん、

テスト・フライトまでには様々なテストを行っていることは間違いないとはしても、

怖いでしょう。

それよりも、テスト・フライトを成功させるぞ… 

というエンジニアや航空会社の意気込みの方が大きいのかな?

まぁ、

何にしても、100%純粋な再生可能ジェット燃料というのは、画期的だと思います。

これまでは、テスト・フライトでも、

次のようにバイオ燃料・ジェット燃料の混合割合がありました。

ヴァージンアトランティック航空 2008/02/23 ココナッツ、ババス 20%
ニュージーランド航空 2008/12/30 ジャトロファ 50%
コンチネンタル航空 2009/01/07 藻、ジャトロファ 50%
日本航空(JAL) 2009/01/30 カメリナ、ジャトロファ、藻 50%
KLMオランダ航空 2009/11/23 カメリナ 50%

※ 中国国際航空 2011/10/28 ジャトロファ 40%以上?
中国に関してのみ[参考:エクスプロア上海]


>世界初バイオ・ジェット燃料飛行、環境と農業に光明
2012年11月11日 16:11 発信地:オタワ/カナダ

【11月11日 AFP】カナダの首都オタワ(Ottawa)で10月29日、種子油製のバイオ・ジェット燃料だけで動く航空機の試験飛行が世界で初めて成功した。大気汚染の改善策としてだけでなく、農業関係者にとっての新たな収入源となる可能性も秘めており、大きな期待が寄せられている。

 仏ダッソー(Dassault)社製ジェット機「ファルコン20(Falcon 20)」が用いられた試験飛行では、エンジンの作動具合や燃料の燃焼を監視する目的でエンジニア数人が搭乗し、オタワ~モントリオール(Montreal)間を約90分で往復した。また機体後方にカナディア(Canadair)社製ジェット機「CT-133」がすぐ後を追う形で飛行して排出データを収集した。

 このプロジェクトは、米国のアプライド・リサーチ・アソシエーツ(Applied Research Associates)とカナダのアグリソマ・サイエンシズ(Agrisoma Biosciences)の2社がカナダ国立研究機構(National Research Council of Canada、NRC)と提携し、民間航空産業に向けた「再生可能エネルギーの持続的供給源」を開発してきた。

 これまでのところ、航空機でのバイオ燃料の使用は、従来の燃料50%、バイオ燃料50%の混合燃料に限られていた。

 しかし29日の試験飛行では、初めて100%純粋な再生可能ジェット燃料だけが使用されたとNRCは発表。またアグリソマのスティーブン・ファビアンスキ(Steven Fabijanski)最高経営責任者(CEO)も「このフライトはすべてを変える。私たちは石油をいっさい使わない飛行を目撃した」と語った。

 試験飛行を前にオタワにあるNRCの研究所で行われた事前テストでは、航空機のエンジンや燃料タンクに手を加えることなく、そのままの状態で従来のジェット燃料から種子油製バイオ・ジェット燃料に切り替えられることが実証済みだったという。

 試験飛行を終えた操縦士のポール・キスマン氏はAFPの取材に対し、通常の燃料使用時となんら変わらなかったと語り、あとはエンジンへの影響や、排出ガスの削減量が期待値に見合っているかどうかなど、さらなるデータの分析を待つばかりと述べた。
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省略
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(c)AFP/Sophie Fougeres









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