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【図解】シリア首都ダマスカスで激化する武力衝突 [にゅーす]



どうやら、
というか、ロシアはソ連という時代の頃から?、シリアのタルトゥース港に軍事基地を保持しているわけです。

国連停戦監視団の任務更新で欧米とロシアが対立する、というのも、ロシアにとっては死活問題にもつながりかねない…というのを知っているので、どうしたって譲れない話になります。
平和的に解決という口実にしても、国連を使うことであえて平和論的に解決しようとしているような部分もありますね。

クリントン長官は米シンクタンク、ブルッキングス研究所で講演し、「攻撃用ヘリコプターがロシアからシリアに輸送される途上にあるとの情報がある。衝突の激化につながりかねない」と懸念を表明。
(CNN.co.jp News:012.06.13 Wed posted at: 13:07 JST より)

↓ (虐殺行為が増長される結果に…)

シリア情勢 停戦へロシアの責任重い
2012年7月17日(琉球新報:社説より)

 12日にシリア中部ハマ近郊の村で起きた死者220人以上とされる虐殺行為について、シリア問題特使のアナン前国連事務総長は国連シリア監視団(UNSMIS)が大砲、戦車、ヘリコプターの使用を確認したとし、シリア政府の停戦義務違反を批判する書簡を国連安全保障理事会に出した。

これまで、ロシアは、戦車、航空機、ヘリコプター、対空ミサイル、弾道ミサイルなど多々の兵器・武器をシリアに供給してきているわけです。

やはり…
あの2011年のリビアでの国連決議によって、カダフィー政権が崩壊するという過去の経緯があるため、ということは、状況によっては、ロシアの軍事基地がシリアからなくなる…なんて可能性も否定できないわけで、どうしても死守しなければいけない、ことにつながるわけです。

“アラブの春”は、中東諸国の大規模反政府(民主化要求)デモや抗議活動を主とした騒乱の総称ということになっていますが、中東だけではなくてもっと広がりを見せているようです。

ロシアや中国でも、ニュースにもずいぶん大規模と思われるデモなどが起きているのです。

リビアのときがそうだったように、シリアという国を拠点に動く環境を重視しているために、ロシアはシリアを国連任せにできないのです。

シリアを失ってしまったら…っていうことを、ロシアも中国も恐れているのは、そこに理由があるんですね。

国連シリア停戦監視団の任務更新の決議案…

国連安保理内で欧米諸国とロシア・中国との対立が続いてるけれど、拒否権で国連決議がどうにも動かないというのは、問題解決を遠くさせます。





以下、ロシアの軍港がある、google map シリア・タルトゥース付近。


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