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米国務省の人身売買に関する2012年版報告書… [にゅーす]



> 同報告書は人身売買とは「自由を否定されること」であるとし、その自由には「どこにどのように住むかを選ぶ自由、働く自由あるいは働かないことを選ぶ自由、身体の不可侵性」などが含まれると述べている。(c)AFP/Jo Biddle

様々な報告書があるようです。

かつては、奴隷解放宣言というものがありました。
アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンが、南北戦争の終わる前の、南部の奴隷たちの解放を宣言したもの。

About the USA内 ( 米国大使館のページ )には、次のようにあります。

 「西暦1863年1月1日の時点で、その人民が合衆国に対する反逆状態にあるいずれかの州もしくは州の指定された地域において、奴隷とされているすべての者は、同日をもって、そして永遠に、自由の身となる。陸海軍当局を含む合衆国の行政府は、かかる人々の自由を認め、これを維持する。そして、かかる人々が、あるいはそのうちの誰かが、真の自由を得るために..行ういかなる活動についても、これを弾圧する行為を一切行わない。…


そのときから、今年は150年経つことになります。

奴隷解放宣言…から受けた国際的な影響は数知れぬものがあったのかもしれません。


時代はその頃から随分変わってきたのかもしれませんが、世界で最大2700万人が奴隷状態であるという。

ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの腹心…軍人であり政治家でもある、マルクス・ウィプサニウス・アグリッパ。

塩野七生氏の著書 「ローマ人の物語」 などには、このあたりのところが、興味深く書いてあったりしますが、ここにも奴隷というような言葉は書かれています。

このアグリッパが、(ローマというのは、この頃戦争というものに明け暮れていたようなところもあったりしてたようで)平和に戻ったローマにおいての、大規模な国家的公共事業に元奴隷の技術者集団を率いて次々と推進していくのですが、その後、この元奴隷技術者集団は解放され、ローマの公共事業省創設に携わるなど…というようなことを少し思い出したりしてしまいました。

> 報告書を発表したヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は「残念なことに、米国その他の国の奴隷制度が撤廃されたことで、奴隷がなくなったわけではない。今日、世界で2700万もの男女、少年、少女が、時に人身売買と呼ばれる現代の奴隷制の犠牲となっている。彼らの身に起きていることは、人間が人間に対して極めて非人道的な扱いができるという事実を警告している」と述べた。

奴隷という言葉は使わないようなものでも、よくよく考えてみたら、奴隷かも? って思うようなことは、もしかしたらあるのかもしれません。

そのあたりは、時代の変遷とともに何だかベールに包まれて生き続けてる…形は、どんなふうに変化したとしても…。

ちょっと考え方が邪道でしょうか ?





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