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大統領令を撤回、モルシ大統領の野望は…? [にゅーす]



モルシ大統領は、就任から100日を前に、演説で、治安改善・交通渋滞の緩和・燃料・食糧不足の解消…などを掲げる一方、その後、「アラブの春」の後に国を暫定統治した軍政トップを解任するなどして主導権を握り、次第に大統領の権限を強固なものにしようと11月には大統領権限を大幅拡大、憲法草案を強行採決、大統領令を発表することになったのは、既に報道されたようにご存知の通りです。

その間、湾岸諸国をはじめ、中国、イラン、米国などを次々に訪問し、さらには、シリア情勢の仲介にも手を挙げるなどして、アラブの盟主の再生?復活?に動いていたような面もあるようですが、モルシ大統領の強権的な政治手法に反対するデモやストライキが拡大し、不安定な国内情勢が続いていて、エジプト大統領令を撤回する事態に(@_@;)

このままの状態では内戦状態に突入しかねないことに危機感を覚えたのか? という気もするが…、どうする?どんな方向に動く? かつて「アラブの盟主」と言われたエジプト… 大統領に国民の声は届いてるのか? 政情不安であっては、観光収入だけでなく様々な負のリスクが増大するのです。

古代にも、内戦ではカエサルやポンペイウス…クレオパトラといった人物も登場するこの地。 シリア情勢の仲介どころではないエジプトの政情不安に世界は戸惑っているのです。


>エジプト大統領令を撤回、新憲法の国民投票は実施へ

2012年12月09日 13:39 発信地:カイロ/エジプト

【12月9日 AFP】エジプトのムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領は8日、先月発表した自らの権限を強化する大統領令を撤回した。

 一方、大統領は、今月15日に実施される新憲法草案の是非を問う国民投票は予定どおり実施する方針だ。これは、一度決定した国民投票の実施を延期する法的権限が、大統領に認められていないため。イスラム穏健派の政治家、セリム・アワ(Selim al-Awa)氏が、大統領と野党などの指導部が行った会談の後、明らかにした。

 アワ氏によれば、国民投票で憲法草案が否決されれば、今回のように議会が組織した起草委員会ではなく、国民が選出した委員により、新たな憲法草案を作成することになる。

 イスラム勢力の支持を受ける大統領が発表した大統領令には、野党側が独裁的な権力掌握だと強く反発するなど、これをきっかけにエジプト国内で抗議行動が拡大。5日には7人が死亡、数百人の負傷者が出る事態に発展していた。(c)AFP/Marc Burleigh








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